西日本を中心に寺院・納骨霊廟を「堅牢で雰囲気あるデザインで建築したい」を実現する総合企画事務所です

荘厳な構造美にて300年...1,000年

お客様の声

温厚で誠実な感じのお人柄がにじみ出ていました

徳應寺本堂改修工事 門徒会館・庫裡新築工事 鐘撞堂の新設

  • 全景(空撮) 全景(空撮)
  • 外観全景 外観全景
  • 向拝 向拝
  • 外陣 外陣
  • 内陣 内陣
  • 客僧室 客僧室
建築物
本堂 門徒会館 庫裡 鐘撞堂
所在地
大分県大分市
構造・規模
木造

【Q1】ご住職が堂宮様に設計を依頼される前は、どんなことにお困りでしたか?

 ここは、佐賀関の海沿いで高台にあるものですから、見晴らしは良いのですが台風のときは遮蔽物が無いので潮風が凄いんですよ。本堂の屋根は銅板瓦でしたが、長年の雨風により老朽化し、雨漏りが始まりました。庫裏も鉄筋コンクリートでしたが、耐用年数も過ぎ、台風のたびに雨漏りがひどくなりました。先代住職の父が平成21年に亡くなり、継職法要をしなければいけないということで、記念事業として、本堂は改修、庫裏は新築ということになり、平成22年から構想に入りました。

【Q2】ご住職が、堂宮様のことをお知りになられたきっかけは?

 同じ組内のお寺さんに岡田先生を紹介していただきました。そのあと、インターネットで岡田先生のお名前で検索してみると、【本願寺】の四日市別院の設計を手掛けられたのも岡田先生だと分かってびっくりしました。私から岡田先生に電話を入れて、直接福岡に会いに行くことにしました。

【Q3】ご住職が堂宮様に設計を依頼される際に、気にかけたことはありましたか?

 ホームページにある実績をぜんぶ見ましたね。とくに同じ浄土真宗のお寺をどれくらい手掛けられたかという実績を調べました。すると、設計された数が凄いし、地域も広範囲だということに驚きました。実績の中に知り合いが掲載されていたり、知っているお寺があると、すぐに連絡して実際のことを直接聞いたりしました。やはり、設計を頼んだお寺に電話して聞くのが一番いいですからね。

【Q4】ご住職が堂宮様に設計を依頼された一番の決め手は何ですか?
 岡田先生の第一印象で気に入ったというか、会いに行ったときには、その時点で頼もうと思っていました。実際にお会いすると、温厚で誠実な感じのお人柄がにじみ出ていました。安心しましたね。実績の数も、インターネットで事前に調べられたことが良かったです。浄土真宗と他の宗派とでは、本堂や庫裏のつくりが違うんですよ。同じ宗派のお寺をたくさん手掛けておられることで、そういう意向を汲んでくださる方だと思いました。

 会いに行ったその場で、本堂は改修、庫裏は新築ということで、設計をお願いしました。すると、岡田先生から、「現時点での建物を見せてください。」ということで、測量を兼ねて下見に来られました。そのときに、岡田先生がこれまでの実績集を持って来られましたので、その実績の数を見た総代会も納得しましたね。
私も総代会で見せて説得する材料が欲しかったものですから、助かりました。岡田先生は、そういう準備も、しっかりされるお方なので安心できました。

【Q5】実際に、寺院が完成してみて、ご住職の率直なご評価はいかがでしたか?

 完成して2カ月ですが、本当にいいですね。先日の台風のときも、風向きがまともでしたし、本堂に直撃でしたけど、びくともしませんでしたね。雨漏りもまったくしません。庫裏に関しては、坊守も動線が良いということに大変満足しています。お寺で生活する私たちのことを考えて設計されているなと、生活してみて実感しますね。よく使うこの部屋には、“香り檜”という木を使っているんですね。入られると、みなさんが「木の香りがいいですね…」としみじみ言われますね。

【Q6】ご住職が、堂宮様を選ばれて本当に良かったと思われる具体的な部分は?

 地元の施工業者を選ぶときの相見積もりにも立ち会っていただいたり、宮大工さんも、岡田先生が推薦された方にお願いしましたので、工事も順調に進みました。岡田先生は、本当に顔が広く、細やかに対応していただきましたので、本当に安心してお任せすることができました。工事関係者の方もマナーが良く、この6年間で一度も問題はありませんでした。さすが、岡田先生が薦められるだけのことはあるなと思いました。

 私たちも建設に立ち会うことがはじめてなので、どんな工法が当たり前なのかが分かりませんでした。それでも私たちの想いを伝えたくて、何度も意向をお伝えするたびに、岡田先生は「考えてみます。」と言っていただけるんですね。こうした岡田先生との打合せで、幾度も図面を描き直していただきました。

 それから本堂に机を出して、岡田先生が司会役で関係業者さんと何度も打合せ会議をするんですよ。1ヶ月に1回くらいの頻度では、思いついたことも忘れてしまうし、言い忘れたりするんですが、2週間に1回の頻度なんで、細かな部分まで何度も確認できるんですね。岡田先生は、私たちが気付かない部分にまで細かい点を指摘してくださるので安心しました。使う木材にしても棟梁や宮大工と一緒になって、汗だくになられて検品しておられました。

 岡田先生からは、参考になる本堂や鐘撞堂などを私に見せるために、あちこちのお寺に車で連れていっていただきました。本当にありがたかったです。壁紙ひとつにしても、膨大なサンプルの中から何枚か選んでいただきました。選んだ理由などもお話しいただきましたので、本当に想いを込めた仕上がりになりました。

 完成してからは、同級生から見せて欲しいと声をかけられています。もし、友人から建て替えの相談があったときは、間違いなく岡田先生を紹介したいと思います。

安心できる笑顔の対応が、お願いした決め手です

徳照寺

  • 外観1 外観1
  • 外観2 外観2
  • 向拝 向拝
  • 本堂 本堂
  • 客層室 客層室
  • 門徒会館 門徒会館
建築物
本堂
所在地
遠賀郡水巻町
構造・規模
鉄筋コンクリート3階建

伊藤彰一住職

平成21年夏の頃、本堂のあちこちが傷み出したので、急いで修復した方が良いという事になり大手社寺建設に相談しました。すると、あそこもここもと修復箇所が増え、結果的に8千万円近い費用がかかるとの事でした。そんなにかかるなら新築してはと思い希望を伝えると、うちの寺は裏山で砂防工事をしている事や本堂が隣の敷地と近接している事などの悪条件から、理想とはかけ離れた狭い本堂しか建てられないという判断を下されてがっかりしてしまいました。

そんな時、以前に納骨堂を設計していただいた岡田さんを思い出し、新築にした場合の見積りをお願いしたところ、およそ9千万円くらいだという事で、さっそく図面を描いていただくことにしました。その際、大手社寺建設から言われた悪条件に対しても、岡田さんは「無理です」「できません」とは言わず、ほんわかした笑顔で「どうにかやってみます」と言っていただきました。その安心できる笑顔の対応はすばらしいですね。

岡田さんとは、その後話し合いをしている段階で何枚かの図面を描いていただきました。
それとは並行して大手社寺建設さんにも図面を描いていただきましたが、全くレベルが違いすぎていました。御門徒さんの会議でも、岡田さんの図面の方が圧倒的に支持されました。

設計が進む中、御門徒さん専用の厨房を造ってほしいとか、本堂以外にも集まれる場所を造ってほしいなどいろいろな希望が出たので、本堂と同時に門徒会館を造る提案をしていただきました。結果的に鉄筋の3階建てになったのです。これも私たちの常識的な発想では今ある地面の上に建てる事しか考えられなかったのですが、本堂前にある石崖を削って、そこから積み上げる3階建ての本堂を設計していただきました。その図面を見せていただいた時は、「これは本当に良いですね」と感動しました。

私どもは当初、木造がいいと思っていましたから、鉄筋にする事にはかなり抵抗がありました。ところが、実際完成してみると外観も内装もとても鉄筋には見えません。木造のイメージを強く打ち出すデザインになっていて、岡田さんに目いっぱい考えてもらった感じが伝わります。

また、大手自社建設からは狭い本堂しかできないという事でしたが、岡田さんの設計では、境界線ぎりぎりまで広げる工夫が随所に見られます。限られた面積の中でよくぞここまでの広さを確保していただけたと感激しています。特に本堂の広さは、仏様がおられる内陣と御門徒さんが座られる外陣がともに奥行きが広くなりました。またその周辺のいたる所に収納スペースを作っていただき、本当にお寺のことをよく知っておられる方だと実感しました。

木に対する造詣の深さを強く感じる仕上がりです

摂護寺

  • 納骨堂外観 納骨堂外観
  • 納骨堂内部 納骨堂内部
  • 納骨堂内部正面 納骨堂内部正面
  • 1階ホール 1階ホール
  • 2階ホール 2階ホール
建築物
納骨堂
所在地
宮崎県都城市
構造・規模
鉄筋コンクリート造3階建

佐々木鴻昭住職

納骨堂が不足して来たので、第4納骨堂建設をするに当り誰にお願いしようかと考えていました。
私どもの寺は、同じ敷地内に幼稚園を運営していますが、その幼稚園を建てる際、お願いした設計事務所のスタッフとして来られていた岡田さんと近くの寺の棟上げ式で再会しました。その夜は「あなたが、あの凝り性の住職さんの庫裡をね・・・」と昔を懐かしみながら食事を一緒にしました。そういう御縁もあって、信頼のおける岡田さんにお任せする事にしました。

岡田さんは木に対するこだわりが強く、台湾やラオスなどへ自分で木を買い付けに行かれるとの事です。そのような木に対する造詣の深さが、岡田さんにお願いする決め手だったように思います。

お願いした第4納骨堂は、寺務所から離れた場所に建てる事になりました。
ですから、私どもが望んだのは、寺務所からの管理を可能にしていただきたいこと、境内にある幼稚園や他の建物とのバランスを壊さない様にしていただきたいことでした。岡田さんにその思いをしっかり汲んでもらい、福岡から宮崎まで何度も足を運んで話し合いを重ねました。その結果、離れた納骨堂を寺務所から管理できる素晴らしいシステムを考えていただきました。例えば、納骨堂入口のインターホンから呼び出しがあれば、それに応じて寺務室で開錠、施錠の操作ができたり、また納骨堂を管理するためのテレビモニターを設置するなどです。

また、イメージにふさわしいデザインにする為、納得のいく木を探しにも行かれたようで、岡田さんの思いが随所に感じられます。正面の部分も普通壁にするところでしょうが、全面ガラス張りになっているなどとても斬新です。気になっていた境内の他の建物とのバランスも申し分ありません。