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価値観の違い(建具の木材)2013.07.18

 

ある現場で所長と木製建具工房の社長が値決めをしていました。

あと100万円程値引きしてくれという所長に対して、

工房の社長は、「建具材は柾目の高級材なので、値引きはできない」と応じ、

どちらも譲れない様子でした。

そこで台湾から建築材と一緒に建具材を仕入れる提案をしました。

日本では建具材は『柾目の高級材』として流通していますが、

建築材を製材する台湾の製材所では、『小さな部材』として扱われ

柾目の通った良材を要求しても建築材と同じ価格です。

ラオス桧を建具材として仕入れた場合  2.4㎥×80万円=192万円

建築材の場合             2.4㎥×40万円= 96万円

これによって建具の製作手間を確保しながら、100万円程度の値引きが可能となり、

万事うまく納まりました。